酒はただの毒
酒をやめてしばらく経ちました。
やめたといっても、前回アルコールを否定した記事を書いてから
何度となくスリップ(再び飲酒すること)したものの、
ようやく断酒が落ち着いてきました。
タバコをやめるときにも
何度となく捨てたタバコをゴミ箱から取り出したり、
シケモクをあさったり、濡らして吸えなくしたタバコをちぎって
火がつくよう頑張ったりし、ついには禁煙に成功した経験から見ても、
スリップは必要な経験ともいえそうです。。
さて、今の酒に対する感覚としては
我慢してやめている、というのではなく
「もういらないから勘弁してくれ」
という心持ちになってきました。
これは何度も繰り返し読んだ
禁酒セラピーによるところが大きいのですが
断酒禁酒かいわいではあまりに有名な本ですが、
この本では酒、アルコールはハッキリ毒だと言い切っています。
しかし、この事実を曖昧に解釈したブログがいくつかありました。それはなぜでしょうか?
酒をやめるくらいですから、なんとなく身体に毒だとは認めつつも、
結局、
「自分はアルコール依存者であり、
普通の飲酒者は幸せ」
というところから抜け出せていないのです。
禁酒セラピーによれば、普通の飲酒者は
アルコールの毒にまだあまり犯されていないだけであり、アルコール依存者と同じ坂を転がりはじめている、といっています。
酒は毒と認めるということは
アルコール依存者と普通の飲酒者をわけないということです。
ただ毒を身体に入れている量や期間、体質などの程度の問題だけだということです。
また、自分はアルコール依存者だといえば
それが酒を飲む言い訳にもなってしまいます。
アルコール依存者だから仕方ない、というふうに。
この事実を思い知ったとき、
酒を飲みたいと思わなくなりました。
やめて1週間くらいはアルコール自体の依存性のためか、ちょっと一杯という気分になりましたが、それ以後は我慢している感覚はありません。
自分へのいましめの意味でも、このあたりは
ハッキリと認識しなければと思います。